創業を考えている方にとって、「融資を受けるなら創業前か、創業後か」という問題は大きな関心事です。
意外と多いのが、創業後に「資金が不足したから、やっぱり融資を受けたい」というもの。
こういう場合、計画性が問題視され、審査においてマイナスポイントになりえます。
そうならないためにも、私は「創業前」に創業融資の申し込みをすることをおすすめしています。
目次
創業前は「信用と経歴」で勝負できる
創業前に融資を申し込む場合、金融機関はまだ業績を評価できないため、主に
- 自己資金の準備状況
- 事業経験(業界での勤務歴や資格)
- 創業計画の具体性など
が重視されます。
つまり、実績が不要であり、個人の信用力と経歴で勝負できるのが創業前に融資申し込むメリットといえます。
事業経験がしっかりあれば、計画の説得力が増し、審査でもプラスに働きます。
創業後は「実績」で判断される厳しさがある
一方、創業後に融資を申し込む場合には、必ず実際の数字(実績)を確認されます。
もし開業直後で赤字が続いていたり、売上が伸び悩んでいたりすると、その時点の数字が評価を下げる要因になってしまいます。
実際に創業から数か月で業績を安定させるのは簡単ではなく、多くの事業者が立ち上がり時期に苦労しています。
つまり、創業後は「結果」を求められるため、タイミングによっては不利になりやすいのです。
創業前に余裕を持った資金調達を
創業融資は、単なる「おカネの確保」ではなく、経営の安全弁です。
創業前に余裕を持って資金を確保しておけば、開業後に想定外の支出や売上不振があっても資金ショートを避けることができます。
経験上も、創業前に計画を固めて借入を行ったほうが有利かつ安全です。
「資金が必要になってから」では遅いため、事業計画の段階で融資を検討することをおすすめします。
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